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最低賃金が上昇して物価が上がるタイランド

タイランド

とにかく物価が安く住みやすいといわれるタイランド。タイは、海外就職先としてももっとも人気が高い国の一つです。タイの物価は、日本の3分の1程度とよく紹介されていますが、最低賃金の値上がりにより物価の急激な上昇が予想されています。

タイ日系企業の工場地区でも30%以上の最低賃金上昇

タイでは、2013年1月1日より全国最低賃金を300バーツ(約870円)に引き上げました。日給がわずか870円?

まだまだ日本に比べるとものすごく安いと感じられる人も多いかもしれませんが、全国一律300バーツへの引き上げは、ものすごい上昇率となります。

例えば、世界の自動車メーカーが多く進出している工場地区ラヨーン。2年前の最低賃金は、189バーツでした。
それが、昨年の2012年4月には、264バーツとなり、今年2013年1月からは、300バーツとなりました。

ここわずか2年で最低賃金は、37%上昇しました。

最低賃金の上昇は、主に製造業などに影響を及ぼすといわれ、今後、日常用品なども値上げが予想されています。

タイ最低賃金の上昇で日本人の賃金もアップ?

タイの最低賃金上昇に伴い、物価上昇が予想される中、タイで働いている日本人の給料も上がるのではないかと期待している人も入るかもしれません。

実際にはどうでしょうか。全体の給料底上げのため、日本人の給料も上がったという話は、聞いたことがありません。

その逆に人件費上昇のための対応策として、工場へシステムを導入するオートメーション化によるワーカー人件費の削減、日本人駐在員の削減、生産拠点の移管などがあげられています。

※最低賃金上昇への在タイ日系企業の対策(資料:ジェトロ)

「効率化・自動化投資を実施」59.1%
「人員規模の縮小」37.9%
「販売価格への転嫁」28.8%
「日本人駐在員の縮減」10.6%
「一部ラインの周辺国への移管」9.1%

物価が安く日本人が就職しやい国タイランドですが、今年は一気に物価上昇が予想され、また企業にとっても人件費圧迫のため新規人材の採用見送りなどが予想されます。

タイ就職希望者にとって、2013年は、今までより多少厳しい年となる可能性もあるかもしれません。

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